もんたなんらいふ。

アメリカ・モンタナ州での9ヶ月の留学の中で、考えたこと、感じたことを残したいと思います。

遠藤周作『沈黙』が名作なので読んでもらいたい。

こんばんは。

タイトルについては後半参照です。笑

 

モンタナ大学は1/23から授業がはじまるのですが、明日から授業開始までは予定があるので、今日が冬休み最後のゆっくりできる日でした ☺︎

 

午前中はまず、留学生をサポートしてくれるアドバイザーから、「二重に保険に加入することを防ぐため、すでに保険に加入してる場合は証明書をもってオフィスに来てね」というメールが来ていたので、彼女のオフィスを訪ねました。

が、不在。笑

午後2時に戻ってくるということだったので、それまで図書館で、やらなければいけないことを終わらせてました。(2週間遅れで、鬼汗)

 

改めてオフィスを訪れると、今度は会えてひとあんしん。

冬休みの話になると、「カリフォルニアには行った?皆行ってるみたいだけど(笑)」と言われましたが、例に漏れずサンフランシスコとロスアンゼルスに行った私。

モンタナは、12月から1月にかけて零下20度がザラにあるような気候なので、やっぱりあたたかいところを求めて南に向かうのは皆一緒なんだな〜と再確認しました。(笑)

 

私の留学しているモンタナ州について説明を加えると、日本とほぼ同じ面積をもっているのに人工100万人という、人口密度が超絶低い地域、さらに私の住むミズーラは白人が人口の80%を占めるという、先に挙げたカリフォルニアとは対照的な場所です。(カリフォルニア…暑い、人口密度高、人種の多様性てんこもり という正反対さ)

そのため、カリフォルニア旅行は、同じアメリカでも私に全く違う世界を見せてくれました。これについてはちゃんと書きたいなーと思うのですが、一言で言うと「格差社会アメリカ」の光と闇がどちらも見えた場所だった、という感じ。

 

話を戻して、オフィスから戻ったあとは、図書館で借りた本とともにミズーラで一番お気に入りのカフェへ!

コミュニティフレンドという、週末にハングアウトしてくれるホストファミリーのような存在の家族に初めて連れて来てもらった以来、ここのアボカドトーストなしでは生きていけない身体になっています。おいしーんだこれが。。

コミュニティフレンドにクリスマスプレゼントとして、カフェのカードをいただいたこともあり、行かない選択肢はなく、(笑)

アメリカーノとアボカドトーストはやっぱり最高でした。❤️

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そして、いま読んでいるのは、遠藤周作『沈黙』の英訳版。

洋書って、読み始めは順調でも徐々に疲れて途中で投げ出してしまうことが多いですが、好きな作品、更に日本語原作小説の英訳ゆえに分かりやすい英語、という理由などもあり、無理なく読めています :)

『沈黙』は江戸時代の隠れキリシタンを描いた小説ですが、「迫害に屈し背教してしまった人間でも果たして神に赦されるのか。」というテーマがとてもユニーク。殉教者は歴史に名を残す一方、「棄教した人々」は裏切り者と呼ばれ、彼らのストーリーに焦点を当てられることは殆どないです。でも、信仰を捨ててしまう弱さを持った人間って、どれほどかはわかりませんが確実に存在していただろうし、彼らには彼らの苦悩や葛藤があったはずで。「殉教者」を聖人として祀ることに異論がある訳ではないけれど、彼らの存在を浮かび上がらせた『沈黙』という小説は衝撃的でした。(多分、自分にその弱さがあるって確信してるからこそ、共感したのも大きいかな)

既に有名な作品ですが、興味を持った人がいたらぜひ読んでみてください :)

 

モンタナ大学の図書館には、『沈黙』以外にもたくさんの日本文学の英語版があったりしたので、暇が出来たらいろいろ読みたいなーと思います 。

リーディングもできて、日本人としての教養も身につけられて、一石二鳥、、いやその前に、洋書もがんばらなきゃか笑

 

そんな感じで、カフェの後はまたランニングに行き、小説ちょこっと読み、充実した休日でした。

 

明日はついにトランプの大統領就任式ですね。

オバマ大統領が最後の挨拶で「世界が終わるわけじゃない」と国全体を励ました、という記事を読み、それってもうハードル下がりすぎじゃないの…となりました。

 

トランプ政権がはじまる、歴史的な1日になるのかと考えるとソワソワしてしまいます。

 

長くなってしまいましたが、深夜なのでこの辺で。オヤスミナサイ😴